こんにちは
世界史における中国の公所と行を見分けるポイントは、時代と組織の役割です。
1.最優先の着眼点は、時代で判断することです。
・唐・宋代の話が出てきたら「行」です。唐代の「市」の規制が崩れ、宋代に商業が自由化する中で発展した組合を指します。
・明・清代の話が出てきたら「会館・公所」です。山西商人や新安商人のような遠隔地商人が、知らない土地で仲間と助け合うために作った施設です。
2. 「セット」になる言葉で判断する
問題文に「○○と作」(作=手工業者組合)とあれば、空欄には「行」が入ります。
問題文に「〇〇と会館」とあれば、空欄には「公所」が入ります。
★注意事項
清代の広州で、対外貿易を独占した特権商人の組合を「公行(コホン)」と言います。
名前に「行」がつきますが、これは清代特有の専門用語です。
「アヘン戦争後の南京条約で廃止された」という文脈であれば、迷わず「公行」を選んでください。