画像を見る限り、愛犬の被毛が一部固まってガビガビした状態になっているのが確認できます。
これは皮膚の奥から膿や体液といった滲出液が漏れ出し、それが毛に付着して乾燥したものです。
表面上の軽い傷ではなく、現在進行形で皮膚の深い組織にダメージや炎症が起きているという明確な徴候といえます。
第一鑑別として、ホットスポット(急性湿潤性湿疹)の可能性が考えられます。
これは細菌感染が毛の下で爆発的に広がる病気で、一見すると数センチの範囲に見えても、毛を刈ってみるとその周辺まで真っ赤にただれていることが多々あります。
放置すると痛みと猛烈な痒みで愛犬がパニックになり、自分で噛み壊してさらに悪化させる悪循環に陥ります。
また、皮下膿瘍のリスクも考慮すべきです。
例えば小さな刺し傷や虫刺されなどが原因で、皮膚の表面は塞がっているものの、その内部で細菌が繁殖して膿が溜まっているケースがあります。
外に出ている液はその溢れ出しに過ぎず、放置すれば皮膚の壊死や突然の破裂を招くリスクがあります。
植物の種や小さな異物が刺さったまま中に残っている場合も考えられます。
異物を取り除かない限り液が出続け、炎症は決して治まりません。
現状、毛が固まっていることで中の通気性が最悪の状態になっているため、放っておいて自然治癒することは非常に難しい状況です。
無理に被毛を剥がそうとすると健康な皮膚を傷つけ、愛犬に激痛を与えてしまいますので、まずはそのままの状態で受診してください。
病院で適切に毛を刈り、洗浄と抗生剤の投与を受けることが、結果として最も安全で、かつ愛犬に痛みを与えずに治す唯一の方法です。
できるだけ早く動物病院を受診されることを強くお勧めします。