京都は平安遷都から現代までのあいだ、都会であり続けています。
しかし奈良は都が京に移ったあと衰退してしまったのです。現代でも奈良市の人口は35万人ていどで、京都市(150万人)にはるかに及びません。
奈良市にはこれという産業もなく、大阪のベッドタウン的な位置づけです。
しかし京都市にはローム、オムロン、任天堂、京セラ、ワコール、村田製作所、島津製作所、ニデック(日本電産)、ダイニック、SCREENホールディングス(大日本スクリーン製造)、日新電機、日本新薬といった世界的な企業の本社があり、都市の規模としても経済圏としてもまるで比較にならないのです。
(京都は観光産業で食っている都市ではありません。製造業で食っているのです)
京都は古代、中世、近世、近代、現代と都会であり続けました。そんな都市は日本中に京都しかありません。
そして、都会であり続けている間に、祇園祭などの祭礼、能楽や歌舞伎などの芸能、茶の湯、華道、香道、和歌といった芸事や学芸を育てました。
現代でも圧倒的な大学数を誇り、多くのノーベル賞受章者を育てています。
京都はそういう日本で唯一の都市なのです。
奈良はざんねんながらそのような歴史を持ちませんでした。