制度を利用している人を「図々しい」「恥ずかしい」と感じてしまうお気持ちは、周囲の負担が増えている状況を見れば理解できます。ただ、法律上の制度と個人の性格や姿勢は分けて考える必要があります。
まず、
・産休・育休
・時短勤務
・年次有給休暇
これらはすべて労働者の権利として法律で保障されている制度で、本人が「図々しいから使っている」のではなく、会社も拒否できないものです。特に育休や時短勤務は、子どもを育てながら働くために国が整備してきた制度で、利用すること自体は全く問題ありません。
一方で、
・業務が回らない
・周囲にしわ寄せが来る
・配置転換が発生する
といった「職場の運用上の問題」は、本来は会社側が調整すべき課題です。
制度を使う社員が悪いのではなく、制度利用者が出ても業務が回るように体制を整えられていない職場の構造的な問題と言えます。
また、本人が「恥ずかしいと思っていないのか」という点については、外からは分かりません。
・家庭の事情で働き続ける必要がある
・職場に迷惑をかけている自覚がある
・それでも辞めたら生活が成り立たない
など、本人なりの事情や葛藤を抱えている可能性もあります。
周囲が「辞めればいいのに」と思ってしまうのは自然ですが、辞めるかどうかを決めるのは本人であり、制度を使うこと自体は正当な権利です。
もし職場の負担が大きいのであれば、
・業務量の見直し
・人員補充
・業務分担の再設計
など、会社側が環境整備を行うべき問題です。
感情的に個人を責めるより、「制度利用者がいても回る職場づくりができていない」という構造的な視点で捉える方が、長期的には職場全体のためになると思います。
あと、「権利」を使っているのは確かですが、その人は法的な「義務」や「責任」も果たされていると思います。それはあなたと同じでしょう。なので、「権利ばかり」という偏った見方は、論点のすり替えのように映ります。