世界の始まりと巨人の力
エレンが生まれる約1800年前、【ユミル】という少女が初めて【巨人の力】を手に入れた。
ユミルは【エルディア人】であり【エルディア帝国】はその巨人の力を使って、【マーレ】をはじめとする他民族を支配・弾圧してきた。
ユミルの血を引く者は【ユミルの民】と呼ばれる。
彼らは【巨人の脊髄液】を体内に投与されるだけで、【無垢の巨人】に変身することができる。
そして、エルディア人のほぼ全員がユミルの民である。
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100年前の敗北と世界の分断
エレンが生まれる約100年前、マーレはエルディアに勝利した。
敗北したエルディア人の多く(アルミンやリヴァイの先祖など)は【パラディ島】へ移住し、高さ50メートルの【三重の壁】を築いた。
ここがアニメ1〜3期の主な舞台である。
一方、大陸に残ったエルディア人(グリシャやライナーの先祖など)は、マーレの支配下に置かれることになった。
こちらが4期以降の主な舞台である。
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マーレの事情と戦士計画
エルディア人を支配したことで、マーレは長年【巨人の力】に依存するようになった。
その結果【近代兵器】の発展が遅れ、他国よりも軍事力が劣る状態となっていた。
この状況を打開するため、マーレはパラディ島に眠る【地下資源】を狙う。
その第一段階として、パラディ島の王が持つ【始祖の巨人】を奪う計画を立て、戦力として【戦士】を育成した。
彼らは鎧の巨人、超大型巨人、獣の巨人、車力の巨人、顎(あぎと)の巨人、女型の巨人をそれぞれ継承する存在である。
この計画により、ライナーは鎧の巨人を継承し壁を破壊した。
しかし始祖の巨人奪取は失敗し、【ベルトルト】(超大型)と【アニ】(女型)を失うことになる。
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ファイナルシーズン1話時点の状況
ファイナルシーズン1話は、エレンたちが【地下室】に到達してから【4年後】の物語である。
物語は中東連合VS マーレ+大陸のエルディア人という戦争から始まる。
この戦争が起きた理由は、マーレがベルトルトとアニを失い、【弱体化した国家】と見なされたためである。
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ファイナルシーズン5話「宣戦布告」
【タイバー家】現当主の【ヴィリー・タイバー】は、100年前にマーレがエルディアを倒した戦争の【真実】を語った。
世に広まっている歴史では、マーレとエルディアを裏切ったタイバー家が協力し、【145代エルディア王カール・フリッツ】を倒したとされている。
この功績により、タイバー家はエルディア人でありながら富と地位を得た。
しかし真実は違う。
カール・フリッツはマーレを含む他民族に同情し、【自らエルディアを敗北】させたのだった。
彼の目的は、世界の平和を享受することにあった。
そのためカールはマーレにエルディアを倒させ、多くのエルディア人と共にパラディ島に移住すると、始祖の巨人の力を使い高さ50メートルの壁を築いて島に引きこもり、壁内人類の【記憶を操作して世界の存在を忘れさせた】。
さらに、後の王家の血を引く始祖の巨人継承者が他民族を滅ぼせないよう【不戦の契り】を課した。
ヴィリーがこの真実を公表した理由は、現在始祖の巨人を継承しているのが、王家の血を引かず、不戦の契りの影響を受けない【エレン・イェーガー】であり、世界にとって極めて危険な存在だと説明するためである。
始祖の巨人の力を使えば、壁の中にいる大量の超大型巨人を進軍させ、世界を滅ぼす【地ならし】を起こすことも可能だからだ。
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ファイナルシーズン8話
エレンがリヴァイに蹴られた理由
エレンはマーレで、調査兵団に無断で単独行動を取っていた。
その間にエレンは【ジーク・イェーガー】と密会したり、自分の要望を記した手紙を【ファルコ】に託して調査兵団に送っていた。
しかしハンジたちは、エレンの居場所が分からなかったため、その手紙に返信することができなかった。
手紙の内容はタイバーが【レベリオ】(宣戦布告をする会場)を襲撃することなど、非常に危険な要求だった。
本来、ハンジたちは襲撃など望んでいなかった。
だが行動しなければエレンとジークのみがレベリオで戦い、マーレ軍に殺される可能性が高かった。
エレンは事実上、【自分の命を人質】に取る形で調査兵団にレベリオ襲撃を手伝わせたのである。
その身勝手さと危険性への怒りから、飛行艇に乗った瞬間、リヴァイはエレンを蹴った。