>極論を言うとインスリンさえ出なければ糖分や炭水化物(糖質?)は脂肪にならないという事でしょうか。
基本的にはその通りです。インスリン分泌が無くても(厳密に言えばインスリン分泌は完全にはゼロにはならない)少しは中性脂肪合成をしますが分解が勝るのでまず太れません。
>血糖値をジワ…ジワ…ジワ…とあげていけば
>インスリンも過剰に生成されず
>糖分の脂肪化は防げるのではないでしょうか?
この考え方がベジファースト等の血糖値コントロールです。
少しは中性脂肪合成量を下げますが、少しずつ食べると血糖値が余り上がらないのはその間にインスリンが中性脂肪を合成して血糖値を下げているからであり、結局は糖質量で決まるので意味がありません。基本的には中性脂肪合成量は糖質の摂取量に比例します。
>糖分からの脂肪化って
>脂肪がつく原因の割合としてごくわずかなのでしょうか?
いえ、肥満の原因は白色脂肪細胞内に貯蔵された中性脂肪であり、糖質の摂取は中性脂肪合成のメインになります。
体の構成要素や代謝に関わる物質にもなるタンパク質や脂質とは異なり、糖質の摂取目的はエネルギーの貯蔵です。つまり太る事が糖質の摂取目的です。
他の回答者を含めて肝臓の中性脂肪合成が肥満の原因と誤解している人が多いですが、肝臓からの中性脂肪合成はデノボリポジェネシスと言ってごく一部であり肥満とは基本的に関係ありません。(食べ過ぎると増えるという意味では一応関係があります)
肥満の原因はあくまでインスリンの働きにより白色脂肪細胞内に取り込まれた糖質と脂肪酸が中性脂肪に合成される事で脂肪細胞が肥大化して起こります。
肝臓はほぼ無関係です。
肥満の原因である白色脂肪細胞内に貯蔵された中性脂肪が合成されるプロセスは
①糖質の摂取により血糖値が上がる。
②インスリンが分泌される。
③インスリンによりGLUT4が活性化し血糖が(グルコーストランスポーター)の働きで白色脂肪細胞内に取り込まれる
④インスリンがリポタンパク質リパーゼを活性化しカイロミクロン(食事性のタンパク質と脂肪酸が結合したリポタンパク質)から脂肪酸を切り出し、白色脂肪細胞内に取り込む
⑥グリセリン(糖質)と脂肪酸をエステル結合させ中性脂肪となる(つまり太る)
⑦血糖値が下がる
⑧血糖値が109mg/dL以内になるまで上記を繰り返す
なので中性脂肪合成量は糖質の摂取量(インスリン分泌量)に比例するようにできています。
ライザップで有名なケトジェニックダイエットで総摂取カロリーの70%が脂質になるくらい超高脂質低糖質にすると同じカロリーでも中性脂肪合成量が最少化されて中性脂肪分解量が増え、ゴリゴリ痩せるのもこの生化学の仕組みを利用しています。(知識の無い人は絶対に安易にやってはいけません)
>カロリー管理と運動によるカロリー消費だけ気を付けてりゃいいよ。
これこそが多くの人がダイエットに失敗する最大の原因です。
同じカロリーでも筋肉と中性脂肪ではダイエット的には意味が真逆になりますが、カロリー論では両者を区別しません。
これがカロリー論の致命的な弱点です。
正しいダイエットでは中性脂肪になるカロリー(糖質。あるいは糖質+脂質)を減らして中性脂肪以外になるカロリー(タンパク質+脂質)を適切量摂取します。
それは中性脂肪以外の組織を守る為です。