現在、どのような辞典や論文を見ても、明確な区別はされていません。
とある辞書の前書きに、濁流を表す「ゴウゴウ」は、現場でその音を耳にすれば擬音語になり、遠距離から見たら擬態語で表現されるため、使用者の感覚になっていると書かれていました。
確かに、「けらけら」笑うも、声が聞こえる場合でも使いますし、陽気に笑っている写真を見ながらでも、この子は「けらけら」笑っているね、と書くこともあります。
さて、厄介なのは擬声語ですが、擬態語と擬音語の区別が曖昧になった頃より、これを総称して、古くから使われていた擬声語まとめられた経緯もあります。ただ、この擬声語という言葉は、人によっては声を表す言葉のように捉えられ、引き続き擬態語や擬音語が残ってしまった例もあったようです。
現時点においても、辞書のタイトルからして統一性がありませんが、諸外国の新しい辞書を見ると、「オノマトペ」になってきています。このオノマトペも必ずしも全てを包括するとは言い難い部分はありますが、擬音語・擬態語・擬声語を並列で使ったり、擬態語と擬音語の包括を擬声語で対応するよりは、正確性は高いと思われます。
そしてこのオノマトペという言葉の歴史は古く、擬音語や擬態語と同じ頃です。
参考)日本国語大辞典によると、オノマトペ(オノマトピーア)は1909年、擬声語が1907年、擬態語が1914年が最初らしいです。この年数をみても、それぞれの定義が不確定(主観的)なまま使われてきたと言えるのではないでしょうか?
ちなみに当方は、これらの書かれた辞書や論文は、オノマトペジャンルでリスト化しています。
参考文献)日本国語大辞典、日本語オノマトペ辞典(いずれも小学館)、擬音・擬態語辞典(講談社)
ちなみに広辞苑で擬態語、擬音語、擬声語を調べてみてください。行きつ戻りつで、結局のところ、明確な区分けができていないことがわかります(笑)
長文になり申し訳ありませんが、おわかりになられましたでしょうか?