カシューブ人は、
ポーランド北部のポメラニア地方
(カシュビア)に居住する西スラヴ系の少数民族です。
中世にバルト海沿岸を支配した
ポメラニア人の唯一の末裔とされ、
独自の言語であるカシューブ語を保持しています。
カシューブ語は、
ポーランド語に似つつも古風な特徴や
ドイツ語の影響を色濃く残しており、
現在はポーランド政府により
「地域言語」として公的に保護されています。
彼らはカトリック教徒としての信仰心が厚く、
伝統的な刺繍や陶磁器などの
豊かな民俗文化を今に伝えています。
歴史的にはドイツとポーランドの
勢力争いに翻弄されましたが、
現在は独自のアイデンティティを保ちながら
ポーランド社会の一部として共生しています。
作家ギュンター・グラスが自著
『ブリキの太鼓』で
彼らの存在を世界に紹介したことでも知られています。