ポリフェーズフィルターは、フィルタリング処理において無駄な乗算(0乗算)をスキップすることで計算リソースを削減するための技術です。これはCPUやGPUのような逐次処理型プロセッサーだけでなく、FPGA(Field Programmable Gate Array)のような並列処理型のデバイスでも効果を発揮します。
FPGAの場合も、ポリフェーズフィルターを用いることで、論理ゲートやマルチプレクサなどの使用を最適化し、リソース効率を向上させることが可能です。したがって、ポリフェーズフィルタを実装することで、必要以上に複雑な回路設計や余分なリソース使用を避けられるため、リソース消費を削減する効果があります。
また、0乗算による電力消費は理論上ほとんどありません。電力消費は主にゲートがスイッチング(0と1の切り替え)する際に発生しますが、0乗算ではゲートはスイッチングせずそのまま0を出力するだけです。従って、無駄な電力を消費することなく計算結果を出力できます。
ただし、実際の電力消費は設計や使用方法などにも依存しますので、完全に0乗算による電力削減だけが電力消費全体を決定するわけではありません。