進路について悩んでいる高校2年生です。将来就きたい職業と、大学で学びたいことが別にあり悩んでいます。それと、私は今理学部数学科を志望していますが、これと言って行きたいという大学がありません。理学部数学科に行きたい理由としては、数学が好きで、他の理学部の学科や工学部で学ぶような応用的な数学というよりは、「なぜ?」を突き詰め考えたいからです。しかし、将来就きたい職業は、数学の教員かJAXAの運用管制員のどちらかで迷っています。どちらもやりたい憧れの職業なのですが、JAXAの運用管制員になるなら工学系や物理の知識を持った人の方が色々と活躍できるだろうし、欲しい人材なのかなと思います。普通は将来やりたいことに合わせて大学を決めると思うのですが、私にとっては数学を勉強することも一つの将来の夢だし、教員の夢も捨てきれないです。もし数学科に入っても、運用管制員になることは可能なんでしょうか?就職不利になりますか?また数学を学ぶならここがいいという大学はありますか?そして大学で学びたいことと将来の夢が一致していないのはやはり良くないですか…?長くなりましたが、ご回答よろしくお願いします。

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1193793

2026-01-11 03:05

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JAXAに就職したり面接官だったりはしないけど数学科からでも平気かと。

以下引用です。



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数理資本主義の時代

~ 数学パワーが世界を変える ~

https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11271366/www.meti.go.jp/press/2018/03/20190326005/20190326005-2.pdf





「数理資本主義」の出現

現在、世界では、IT 機器の爆発的な普及や、AI、ビッグデータ、IoT 等の社会実装により、社会のあらゆる場面でデジタル革命が起き、革新的なデジタル製品・サービス・システムが新たな市場を開拓していく「第四次産業革命」が進行中であると言われている。

この第四次産業革命を主導し、さらにその限界すら超えて先へと進むために、どうしても欠かすことのできない科学が、三つある。



それは、第一に数学、第二に数学、そして第三に数学である!



AI の発達に伴って、数学の知識や能力の必要性はますます高まり、ビジネスや社会により直接的に活用されるようになってくる。例えば、数学の能力は、データ分析のみならず、モデリングやシミュレーションにおいても発揮される。特に AI と人間との協調・協働においては、数学が AI の制御をはじめ、学習データや推定結果の信頼性を高めるために大いに必要となる。さらに、AI 自体に画期的なイノベーションを起こすともなれば、高度な現代数学の能力が決定的な意義を持つ。



いずれの AI のイノベーションも我が国の経済の発展にとって重要と思われるが、こうした AI の高度化に求められるのが、より高度な数学の能力なのである。

まさに「数学を制する者は、第四次産業革命を制す」と言っても過言ではない。



数学が死活的に重要なのは、AI や量子コンピュータの分野だけではない。

そもそも、現代のコンピュータの基礎を作り上げてきたのは、ジョン・フォン・ノイマンやアラン・チューリングをはじめとした天才的な数学者たちであった。さらに遡れば、デジタル回路の設計において必須となるブール代数は、19 世紀の数学者ジョージ・ブールが提唱したものである。

また、現代の暗号セキュリティの 8 割を占めるといわれる RSA(Rivest・Shamir・Adleman)公開鍵暗号は、素数が無限にあることとあらゆる整数が一意に素因数分解できるということに基づいている。

これは、ピタゴラスたちが 2,500 年前に発見・証明し、応用されているものである。

このように、現在、社会のあらゆる場面においてデジタル化が進んでいるが、これは、目には見えざるとも社会が数学によって形作られつつあるとも言い換えられる。



第四次産業革命は、従来の改善・改良ではなく、破壊的(disruptive)なイノベーションが起きうる時代である。

破壊的なイノベーションには、「モノや構造を支配する原理を見出す」ことが根本となる。例えば、支配原理を見出すことにより、将来の変化が起こる前の予兆の検出、予測の精緻化、ビッグデータを重要な部分にのみ着目して活用することなどが可能となる。数学は、その「支配原理」を見出すための普遍的かつ強力なツールなのである。



言い換えれば、第四次産業革命においては、具体的な課題を抽象化・一般化することによって俯瞰し、統合的に解決する能力が以前にもまして強く求められるが、その抽象化・一般化の能力は、まさに数学によって実現されるものである。抽象化・一般化とは、複雑な現象に隠された単純な法則の抽出であり、いわば複雑な現象の本質のみが抽出され枝葉の情報はそぎ落とされるからこそ、その現象の理解が一気に進むのである。



さらに、数学は、ライフサイエンス、ナノテクノロジー、環境科学、材料科学、物理学、化学、金融工学、経済学、社会学など様々な分野の科学技術の基盤となるため、数学の進歩は各分野の発展をもたらすほか、数学を軸とすることで異なる分野の課題を共通化し、分野横断的・分野融合的な研究開発が可能となる。イノベーションは、一見全く異なる現象の間に共通点を見出した時に起こると言われるが、数学はこのためのプラットフォームを提供するのである。



また、数学は科学の普遍的な共通言語としての性格を持つため、国籍・言語・文化・世代の相違を超えたオープンなイノベーションが数学を通じて可能になるものと期待される。

しかも、現在、産業や社会に応用されている数学の大半は、19 世紀に発展した数学に過ぎないとの指摘があるが、これは、20 世紀以降の数学という広大なフロンティアが未だ手つかずのまま広がっているということを意味する。破壊的なイノベーションを望むならば、この数学というフロンティアを開拓しない手はあるまい。

数学をベースとした研究開発への投資と人材育成に、もはや待ったはない。

このように、現下の第四次産業革命の進行が示すのは、数学が国富の源泉となる経済-言わば「数理資本主義」の時代の到来である。

ピタゴラスが「万物は数なり」と言って以来、およそ 2,500 年の時を経て出現した「数理資本主義」は、まさに「万物は数なり」を如実に体現しているかのようである。

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