詳細を記載致します、参考にして下さい。
●生ハムが豚肉なのに生で食べられるのは、塩漬け、乾燥、長期間の熟成という工程により、菌が繁殖できない環境(水分活性の低下)が作られているからです。
●加熱せずとも、豚肉内部の水分が抜け、塩分が浸透することで、腐敗の原因となる菌が死滅・増殖停止するため、安全に食べられます。
1、なぜ生で安全に食べられるのか?(科学的理由)
◾️水分活性の低下(乾燥・塩漬け)
・生ハムは、肉に含まれる水分を大幅に減らします。
・菌は水分がないと繁殖できないため、この処理によって菌の活動をほぼゼロにしています。
◾️高い塩分濃度(殺菌効果)
・大量の塩で長期間漬け込むことで、細菌が繁殖しにくい環境を強制的に作り出します。
◾️「非加熱食肉製品」としての認定
・日本では食品衛生法に基づき、水分量、塩分、pHなどが厳しく規定されており、この基準を満たしたものだけが生ハムとして流通しています。
2、生ハムの製造工程
① 塩漬け: 豚モモ肉を数週間、塩に漬けて余分な水分を出します。
② 塩抜き・乾燥: 塩を洗い流し、数ヶ月〜1年以上かけてじっくり乾燥させます。
③ 熟成: 低温で時間をかけて熟成させることで、菌を死滅させ、旨味成分(アミノ酸)を凝縮させます。
3、注意点
◾️生肉とは別物
・生ハムは生肉ではなく、工程を経て安定した状態になった加工食品です。
◾️食中毒リスク
・免疫力が低い方や、妊娠中の方は、衛生基準が異なる生ハムには注意が必要です。
◾️保存方法
・パッケージを開けた後は、乾燥を防ぐため密封し、冷蔵庫で保管して早めに食べきる必要があります。
ほ私たちが普段食べている生ハムは、塩と風の力で数ヶ月〜数年かけて殺菌と熟成が施された、安全な保存食なのです。