英語にしろ、どの言語にしろ、外国語の文法を勉強するには語順を身につけることが必須です。どうするか?
例文で使われている文法を使い、主語、動詞、目的語などを知っている単語に置き換えてた文を20~30作る。単語が思いつかないなら、単語帳に載っているものを組み合わせる。
書いた文を頭の中で組み立てながら何度も話す。一文を書けば、英語と日本語との語順の違いを考えることになります。そうすれば、解説されている文法の使い方が分かります。これをすべての文法事項で練習すると文法が身につきます。自分で文を組み立てられるということは、自分で使える文法で書かれている文が読めるということです。
今どきの教科書や参考書は、SVOCの文型だの、○○用法だの、文法要素の理解を重視していますが、理屈で文の意味が決まるのではなくて、語順で決まります。語順があってのSVOCです。あくまでもSVOCは補助で、意味をなす語順の規則に当てはめた後付け論です。
数学に例えるなら、公式に基づいた解き方をまともに教えずに、問題文と答えを示し、「答えを導き出す過程を証明せよ」と言っているのと同じです。
言語は「音(発話)⇒語順による意味の成立⇒文字(読み書き)」の順です。
人は生まれたら声を発します。周りの人の声を真似していきます。何度も聞くことで、言葉の意味が分かり始め、それと同じ言葉を使います。文法を意識しなくても言葉を理解し、意味を成す語順通りに使い始めます。母語が日本語であれ、英語であれ、この過程は同じです。そこにSVOCなどの理屈はありません。文型を論じるには語順がなければ成立しません。文型が先なら、言葉を理解し、語順通りに話せるようになる前に理屈を考えるはずですが、そのようなことは起こりません。語順に応じた文法の使い方を身につけるのが先です。
SVOCを振れても英文が分からない事例:
文の意味を考えずに、SVOCに該当しそうな単語を局所的に探す→SVOCに該当する塊が分かっても、英語の語順を分かっていないので、塊内の意味が分からない→塊が多ければ多いほど全体の意味がつかめない→英文解釈、長文問題、文法などの参考書を読み返す→語順が身についていないことに気付かないので、SVOCを振れるのに英文を読めない原因が分からない。