>『聖書には他人の血を医療目的などで使うことについては特に何も書かれていません』
確かにそうですが、血については聖書に明確に書かれています。まず創世記9章1-4節にはこうあります。
それから神はノアとその息子たちを祝福し,こう言った。「子を生み,増えて,地上全体に広がりなさい。地上のあらゆる生き物と空を飛ぶあらゆる生き物,地面を動くあらゆる生き物と海の全ての魚は,これからもあなたたちを恐れておびえる。生き物たちは今,あなたたちの手に委ねられる。生きている動物はどれも食物にしてよい。緑の草木と同じように,それら全てをあなたたちに与える。ただし,血を含む肉を食べてはならない。血は命だからである」
後ほど神はイスラエル人にモーセの律法を与え、レビ記17章13, 14節でこう述べました。
イスラエル人やあなたたちの間に住んでいる外国人が狩りをしていて,食べてよい野生動物や鳥を捕まえた場合,その血を注ぎ出して土で覆わなければならない。あらゆる生き物の命はその血であり,命が血の内にあるのである。そのため私はイスラエル人にこう言った。「どんな生き物の血も食べてはならない。あらゆる生き物の命はその血だからである。血を食べる人は皆,除かれる」
クリスチャンはモーセの律法下にはいませんが、新約聖書の使途15章29節で同様の掟がクリスチャンにも与えられています。
「すなわち,偶像に犠牲として捧げられた物,血,絞め殺された動物,性的不道徳を避けていることです。これらのものから注意深く身を守っていれば,皆さんは穏やかに暮らせます。健やかにお過ごしください」
ですから聖書は一貫して血を「避けている」ように命じています。それでエホバの証人は血を食べません。では医療目的での血液の使用に関してはどうでしょうか?
例えば医師がある患者にアルコールを避けるように命じたとします。でももしこの患者が注射器でアルコールを血管に注入したら、医師の命令に反したことになります。同様に輸血は聖書にある神からの命令に反します。それでエホバの証人は輸血をしません。
加えて体内から取り出されて貯蔵された自分の血液についてもこれまでエホバの証人は上記のレビ記の聖句に基づいて、そのように貯蔵された血は廃棄すべきであり体内に戻すのはふさわしくないと考えていました。でもその聖句はモーセの律法の一部であり、クリスチャンはモーセの律法に従う義務はありません。それで自己血輸血を禁じることはできないという結論になりました。
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https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v12/n7/%E8%BC%B8%E8%A1%80%E3%82%92%E6%B8%9B%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%A6%E5%91%BD%E3%82%82%E6%95%91%E3%81%86/64894