基本的には、ご自分で合うと思う回し方でいいと思います。で、取り入れていただきたい要素があります。それはどうしても覚えにくい単語の場合の、「語源分割暗記法」と「音象徴利用法」の2つです。amebaブログ内の『分詞構文は動名詞だった!』(484 blogs、無料で配列は高校の学習順)から、2つの説明をお送りしてみます。参考になれば幸いです。
問:【高校に入ってから、英単語が覚えにくくなりました。対策はあるのでしょうか?】
答:少し語らせていただきます。イングランドは1066年からフランスに約300年間支配されました。その間、ロンドンでは、行政も裁判もフランス語で行われました。この時代を中心に大量の古典ギリシャ語、ラテン語、フランス語の単語などが英語に流入しました。それらの特徴は、分割できるということです。山と上下で「峠」のように。長めの単語の暗記には、小生がお勧めする「語源分割暗記法」という覚え方が有効だと思います。
私の経験ですが、ある時期、覚えるべき単語がだんだんと長くなってきて、何度繰り返しても覚えられない、という状況に陥りました。いろいろ調べると、長い単語というのは、語源的に分割できるらしい、と知りました。
それから、長めの単語を分割して、覚えるようにしてみました。re-「後ろに、繰り返して、再び、元へ」を覚えてしまえば、残りの部分を覚えればいい...。一度理解すると記憶に強く残ります。忘れても思い出せる場合も多いです。長い目で見ると、効率はいいかもしれません。
例えば、com-pressは「一緒に強く+押す→圧縮する」です。im-pressは「粘土みたいな物に対して、その中に+押し込む→印象づける」です。de-pressは「下に+押す→落胆させる」です。このような仕組みをいちいち確認していたら、はかどらないかもしれません。 しかし、たまに一つくらい、ネットでしらべて、motivationを高めるというのでもいいかもしれません。以下は、気分転換にでも眺めてください。
最近の辞書は、学習辞典でも、けっこう語源が書いてあります。それを利用するといいと思います。すべての単語でなくても、覚えにくい単語の場合に、語源を利用するといいと思います。 効果はあります。
individualなら、in(できない)+dividual(分けることが)➡「個人、個人の」という意味になります (divide「分ける」と同語源)。 また、 importantのportは、「ポータブル」のport「運ぶ」です。語源分割暗記法の優れているところは、一つを覚えると、他の単語との関連も描ける、という点です。 importなら、im-「中に」+-port「運ぶ」➡運び入れる➡輸入する。exportなら、ex-「外に」+-port「運ぶ」➡運び出す➡輸出する。
また、語源分割暗記法のいい点は、ある程度語源を見たら、「自分で話を作ってもいい」ということです。本来は、imは「中に」+port「運ぶ」+ant「できる」➡「重要な」ですが、「頭の中にport(運び)入れたくなるような、運び入れるべき」というように、自分なりにイメージを膨らませてもいいと思います。
さらに、語源分割暗記法の優れた点は、単語が長くなればなるほど、威力を発揮することです。たとえば、centipedeの場合、centi-は「百の(centuryと同語源)」+-pede「足」➡ムカデ(百足)。-pedeはpedal「ペダル(踏むものと同語源)」、pedestrian「足でst(reet)〈通り〉を行く人➡歩行者」など、いくつか関連する語が出てきて、それらの語も覚えやすくなります。
最後に、学習辞典に語源が載ってない場合は、携帯に単語を英語で入力し、スペースを入れて、語源と入力してください。複数のサイトで、語源を教えてくれます。
よく、声に出してみようとか、とにかく繰り返しだ、とか言われますが、単語が長くなったら、そんな「根性論」では無理と思います。provision「提供、備え(proは前もって)とvision「視野、見積もっておくこと(vis-は見ること、ラテン語系)」をご存じなら、improvisationは楽に覚えられます。 im-(しないこと)+pro(前もって)+visa(見る)+tion(ことを)→「前もって見ることをしないこと→即興演奏(例えば、ジャズ関連の用語)」。
improvisationを覚えれば、次の関連語も身近に感じることができます: provision/provide/vision/view/viewing/viewpoint/visual/visit(会うとは人を見ること)/television(tele-は「遠くの」)/improvise「即興で作る、歌う、演奏する」など。
以上、紹介に過ぎません。この方法が合う方も、合わない方もいらっしゃるでしょうから。いつかお試しいただければ幸いです。お疲れ様。
問:【fl-は「空気の流れ」に関係する語によく用いられると聞きましたが、そのような例は他にもありますか?】
答:あります。そのようなことをsound symbolism「音象徴」と言います。「音象徴」とは、ある音が私たちに決まってある意味を連想させる現象です。これを手がかりに、単語を覚えるといいでしょう。例を挙げていきます。
⦿-are(エアー)は「感情や力が入っている」ことを示唆することがあります。
・blare「(サイレンなどを)鳴り響かせる」
・care「世話をする」
・flare「太陽表面の爆発」
・glare「(太陽などが)ギラギラ輝く」
・mare「雄馬」(馬は力があります)」
・scare「おびえさせる」
※ラテン語系語彙のstare「じっと見る」とかdeclare「宣言する」にも当てはまるように思います。「エア」という音は、お腹に力が入った時に出る音なので、「力」につながるのだろう、と感じています。
⦿-chは「接触、付随すること」を示唆することがあると思います。
・attach「添付する」(ラテン語系)
・catch「捕まえる」
・dispatch「派遣する」
・hatch「出入口、昇降口(閉まっていることもあります)」
・hatch「卵をかえす、かえる」〚ヒナが出て来ると「足が地(-ch)につく」イメージ〛
・ich「(自動詞)痒みがする、ちくちくする」(爪できっきっと掻きたいイメージ)
・patch「(パッチワークで)作る(作れば生地から離れません)」
・touch「触る」
・scorch「焦がす(熱源が離れません。あちちちっという感じ)」
・watch「じっと見る(視線が離れません)」
⦿fl-は「空気の流れや流動性」を示唆することがあります。
・flag「旗」
・flap「(ぱたぱたと)はためく」
・flutter「羽ばたきする、翻る」
・fly「飛ぶ」
・flight「(飛行機の)便」
・flow「流れる、あふれる」
・fluid「液体、液体状の」
⦿wh-は「空気の揺らぎ」を示唆することがあります。
・whip「むちで打つ、すばやく泡立てる」
・whirl「渦を巻く」
・whisper「ささやく」
・whistle「口笛を吹く」
※このことは、wh-atやwh-ichやwh-ereなどの疑問詞にも関係があるのではないか、と私は考えています。つまり、疑問が浮かべば頭も動きますし、質問を発すれば、空気も揺るがすことになるからです。
⦿wr-は「くねくねすること」を示唆することがあります。
・wrap「包む(手首を使います)」
・wrench「ねじる、レンチ」
・wrist「手首」
・write「書く」
・wring「絞る」
・wrinkle「しわ(くねくねしているイメージ)」
このように、英語の短めの単語は、その音の響きに想像を膨らませながら覚えるといいと思います。以上、参考になれば幸いです。お疲れ様。