センチネルリンパ節に1個転移があっても郭清しないケースは増えており、「マイクロ転移(2mm以下)」や「マクロ転移(2mm超)」、「転移個数1個」の場合、特に年齢や腫瘍のタイプによっては郭清省略が標準治療になりつつあります。 しかし、これは患者さんの状態や治療方針によって判断が分かれるため、担当医としっかり相談することが重要です。郭清を省略した場合は、放射線治療の範囲を広げたり(腋窩照射)、抗がん剤・ホルモン剤などの全身療法を組み合わせたりすることで、再発リスクを管理します。SNSの情報は多様ですが、ご自身の治療は主治医の判断と標準治療ガイドラインに基づいています。
郭清が省略される主な理由と背景
ガイドラインの更新: センチネルリンパ節に転移があっても、転移の程度(マイクロ転移かマクロ転移か、個数など)によっては、郭清なしで局所再発リスクが低いことが大規模研究で示されました。
合併症のリスク軽減: 郭清をすると、腕のむくみ(リンパ浮腫)や知覚障害、運動機能障害などの後遺症が残ることがあります。これを避けるため、必要最低限の治療が目指されています。
術後治療の強化: 郭清を省略した分、残ったリンパ節への再発を防ぐため、腋窩(わきの下)まで照射範囲を広げた放射線治療や、術後の薬物療法(抗がん剤、ホルモン療法など)が重要になります。