時雨散繁綠:時雨繁綠に散じ(時候の雨が茂った緑に降り注ぎ)
緒風滿平原:緒風平原に滿つ(嵐の余風が平原を満たす)
興言慕君子:興言す君子を慕ひて(立派な君子に言辞を贈ろう)
退食在丘園:退食して丘園に在り(私は宮廷を退き丘園にいる)
出應當世務:出でては應に世務に當たるべし(出仕したなら政務を務めよ)
入詠幽人言:入りては幽人の言を詠はん(故郷に帰れば隠者の言葉を詠む)
池流澹無聲:池流は澹(しず)かに聲無く(池流は穏やかに音も無く)
畦蔬蔚蔥芊:畦蔬は蔚蔥と芊たり(畑の野菜は盛んに実っている)
高林麗陽景:高林は陽景麗しく(高木の林に日が当たって麗しく)
群山若浮煙:群山は浮煙のごとし(連なる山は霧に覆われ浮き雲のようだ)
好鳥應候鳴:好鳥候に應じて鳴き(鳥たちは時節に合わせて鳴き)
新音和且閒:新音和し且つ閒なり(新しい鳴き声も調和して優雅に聞こえる)
時與文士俱:時に文士と俱にし(時には文士と連れ立って)
消搖農圃春:消搖す農圃の春(田圃の春を散策してすごす)
理達自知簡:理達すれば自づから簡を知る(条理を知れば簡単な事とわかる)
情忘可避喧:情忘して喧を避くべし(情動を忘れ喧争を避けるべきだ)
庶雲保貞和:庶くは雲はん貞和を保つを(貞潔と調和を心がけてほしい)
歲暮委周旋:歳暮に周旋を委ねん(私は年末には後任と交代するだろう)
興言:所感の言辞、言を興す 退食:引退することを指す
蔚蔥:草木青翠茂盛的样子。芊:しげる、セン 應候:季節に合わせて
消搖:逍遥 周旋:後任と交代すること
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