10.9はそこそこ免疫がある状態ですよ。
16.0というのは一般の人よりも感染リスクが高い医療従事者向けの基準値ですので、一般の人なら過剰な心配は不要です。
1、電車は乗らないようにしますが、スーパーなどでも感染しないよう警戒した方がいいでしょうか。
現在、麻疹は海外からの帰国者が持ち込んだウイルスにより、その周辺で局所的に発生していますが感染が拡大する様な事にはならない状況です。
何故なら日本人の麻疹免疫保有率は90%以上あるので、地域的な小規模の感染は起きてもそれ以上拡がる事は考え難いからです。
また、麻疹は全例報告義務があるので発症者が出ると自治体から発症日や発症者の立ち寄り場所などが公表されて注意喚起が行われるので目に入ると思います。
2、出産後は完母の予定ですが、出産後、すぐに追加接種しても赤ちゃんに影響ないでしょうか。
接種されても被接種者(ワクチン接種を受けた人)から他人への2次感染と授乳による赤ちゃんへの影響はありません。
直ぐに追加接種が必要な状態では無いですが、過去に1回しかワクチン接種を受けていない事が確かであれば将来の為に1回だけワクチン接種をしても良いと思います。
世代的には1990年度以降の生まれであれば、定期予防接種として1歳時ともう一回(年齢により接種年齢は異なります)定期予防接種でMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)を接種する機会があったので、接種漏れで無ければ2回は接種歴がある年代です。(1990年度以前の生まれでしたら該当しません)
3、赤ちゃんへの抗体移行は母親と同じく充分でなないでしょうか。またその抗体はどれくらいまで持続しますでしょうか
貴女は麻疹の免疫を保有しているので母子移行抗体は赤ちゃんに引き継がれます。
母子移行抗体の持続期間はおおよそ6ヶ月程度とされていますが、ウイルスにより差が有り、麻疹と水痘(水疱瘡)は短く、風疹とおたふくかぜは長い傾向があります。
麻疹の場合は母親に免疫があっても最短で生後2ヶ月での発症例が確認されています。
水痘も2〜3ヶ月程度、風疹は6〜12ヶ月、おたふくかぜは12ヶ月以上持続すると考えられています。
4、主人は一歳で麻疹に感染したようですが、誤診の可能性も考慮して、抗体検査はした方がいいでしょうか
罹患歴が間違い無ければ非常に強い免疫を保有しているので検査は不要ですが、麻疹の診断は昔は検査診断では無く主治医が症状と流行状況から判断する臨床診断でしたので誤診の可能性もあり得ます。
今の発生状況から見てご主人がウイルスを持ち込むリスクは低いと思いますが、ご主人の年齢は分かりませんが50歳未満の人の罹患率は高くないので罹患歴の確認の為(今後の安心の為)に検査を受けても良いかもしれません。