業界大手と中堅企業のキャリアを比較するのであれば、一般的には大手企業を選ぶメリットが大きいと思います。年収が高い企業ほど業務量や求められる成果水準も高く、社内競争も厳しくなりがちですが、その分、能力開発や育成制度は業界トップ水準で整備されているケースが多く、30歳前後でのビジネスパーソンとしての総合力には大きな差が生まれます。特に外資系企業の能力開発は国内大手を凌駕します。
また、転職市場では大学名よりも「どの企業で、どの役職・業務を担ってきたか」が重視されます。新卒入社後の3年、30歳までの期間は負荷が高く大変に感じることも多いですが、大手企業での経験は職務経歴書の通過率を大きく左右します。
一方で、仕事経験が限定的なまま中堅企業に在籍すると、転職時に選択肢が狭まりやすいのが現実です。仮に途中で大手企業へ転職できたとしても、周囲との経験差が大きく、環境に適応できず短期間で離職してしまうケースも見てきました。
短期的な楽さではなく、将来の選択肢を広げたいのであれば、厳しさを承知のうえで大手企業を選ぶ価値は十分にあると思います。一方で、自己成長や給与に興味がない場合には中堅の選択肢はあると思います。その際には、中堅だとハラスメントが横行するのが一般的ですので「新卒の時に大手に行っておけば良かった」と後悔しないように自分の感情をマネジメントしておいてください。