こんばんは。
はい、パネトーネやガレット・デ・ロワは、クリスマスにも登場しますが、本来は「公現祭(エピファニー)」に関連したお菓子としての意味合いが強いです。
まず、イタリアの「パネトーネ」は、ドーム型のふわふわとした発酵菓子で、レーズンやオレンジピールなどが練り込まれています。
ミラノ発祥とされ、クリスマスから年明け、公現祭(1月6日)までの祝祭シーズンに食べられるのが一般的です。
家族や友人と分け合って食べることが多く、贈り物としても人気があります。
つまり、クリスマス当日だけでなく、年末年始を通じて楽しむ「冬の祝い菓子」という位置づけです。
一方、フランスの「ガレット・デ・ロワ」は、まさに公現祭のためのお菓子です。
公現祭は、東方の三博士が幼子イエスを訪ねた日とされ、キリスト教文化圏では重要な祝日です。
ガレット・デ・ロワは、パイ生地にアーモンドクリーム(フランジパーヌ)を詰めたお菓子で、中に「フェーヴ」と呼ばれる小さな陶器の人形が隠されています。
切り分けて食べる際、フェーヴが入っていた人はその日「王様・女王様」となり、紙の王冠をかぶるという遊び心のある伝統が特徴です。
このように、パネトーネはクリスマスから公現祭までの期間に食べられる広義の祝祭菓子であり、ガレット・デ・ロワは公現祭そのものを祝うための特別なお菓子です。
どちらも宗教的な背景と家族の団らんを大切にする文化が反映されており、冬のヨーロッパの食卓に欠かせない存在となっています。