形容詞や形容詞型活用の助動詞にベシやマジが付くときは「良かるべし」や「苦しかるまじ」と補助活用の「かるべし」「かるまじ」になります。伝聞ナリやメリも補助活用に付きますが、「良かなり」「をかしかめり」と「ん」を表記しない撥音便になります。その問題のように「あるまじかるめり」となった例がありません。「あるまじ」にメリが付く時は「あるばじかめり」です。出典は何でしょうね。メリが使われなくなった室町時代以降の写本か学校の先生が作った「作例」でしょうか。少なくともそこに入るとしたら「まじかる」でなく「まじか」「まじかん」です。
ベシとマジは上に書いたように形容詞の補助活用の「かる」の形に接続します。従ってそこは「すくなかるべし」の已然形の「すくなかるべけれ」です。