利用者の「家族の女性」と深く、かつ頻繁に関わるのはケアマネジャーの男性です。
介護の世界は、今なお「嫁」や「娘」がキーパーソンとして主介護を担うケースが圧倒的に多く、ケアマネは毎月の家庭訪問で彼女たちと膝を突き合わせ、介護の愚痴や生活の悩みを密に聞き取る役割だからです。現場の噂では、男性ケアマネの包容力に家族が依存気味になったり、逆に「女の苦労がわかってない」と手厳しく洗礼を受けたりと、良くも悪くも家族関係の深部にまで入り込む泥臭さがあります。
一方、相談支援専門員も家族と関わりますが、対象が「障害」という特性上、親との関わりが中心で、より制度の組み立てや将来設計といった「公的な話し合い」になりがちです。日常の「介護の愚痴」を一身に浴び、家族の精神的支柱を演じる機会が多いのは、間違いなくケアマネの方ですよ。