「反乱軍を鎮圧した程度」であることと、「戦国最後の合戦」であることは矛盾しません。
ただ、最後がそれでは盛り上がりに欠けるので、物語では……当事者の回想でも……オーバーに語られるだけです。
ただ、「後一歩だった」のも事実ですよ。ただし、放っといてもあと一年も持たない家康ではなく、大野治房勢による(木村主計隊による、というべきか)秀忠本陣攻撃の方ですが。
この時点で秀忠が死ねば、未だ幼い家光で幕府がまとまっていけるか? 叔父達とその周辺の大名(例えば、松平忠輝とその舅である伊達政宗とか)が家督に野心を持たないと保証出来るか? 家臣団にしたところで、家康側近グループと秀忠側近グループが協調して(秀忠が政権を固める時間が充分にあり家康側近グループは既に過去の存在となっていた史実でさえ、本多正純改易事件が発生したというのに)新将軍を盛り立てていけるか?
……何が起こるか分かりません。そして、その段階でなら、豊臣家を(羽柴秀吉にとっての織田三法師のように)神輿として担ごうとする大名が現れることは、必ずしもあり得ぬ話ではない。