おっしゃる通り、その反応によって生成する沈殿の物質量(もしくはそれを体積で割って単位をモル濃度に変えたもの)を変数と置く、もしくは反応進行度ξを変数に置くのが定石です。
反応進行度は、生成物の係数が1でないときに生成物の量を正規化した値で、前者の定数倍であり考え方は全く同じです。
どちらも沈殿平衡が複数ある場合もそれぞれにx,y,...と別の変数を割り当てて連立方程式にすることで使えますし、それどころか如何なる平衡や反応でも使える手法です。
mA+nB⇄AmBn
というような沈殿があった時、
AmBnの生成量をx, それを溶液の体積で割った量をc(mol/L)とすると、
Na=Na₀-mx
Nb=Nb₀-nx
もしくは
[A]=[A]₀-mc
[B]=[B]₀-nc
となります。
ここで、
Na,Nb,はA,Bの平衡時の物質量、
[A],[B]はA,Bの平衡時の濃度、
Na₀,Nb₀はA,Bの平衡前の物質量、
[A]₀,[B]₀はA,Bの平衡前の濃度です。
濃度と物質量のどちらに統一するかについては、系の体積が明示されていれば最後に換算できるので、あまり悩まず選べばよいと思います。