見世物としてわりに人気があったのと、悪事をはたらいたり領主にさからうと酷い目に遭うのだという見せしめのために公開処刑というのは普通にあります。
昔は今よりも死が身近なことだったというのもありますし、肉食文化の国だとお百姓さんが庭を走り回っている鶏を絞めたりとか、毎年冬が来る前に繁殖させる分だけ残して豚を屠畜して乾し肉とかソーセージとかベーコンなんかをこしらえるのは毎年のことなんで、平和で戦争してない時期でも血が流れるのを見慣れていたりするので、人のそれに対しても抵抗が少なかったのです。
町外れにはたいてい絞首台というのがあって亡くなった後でもしばらく風雨に晒されている遺体なんかがわりに普通にあったりするのです。
ギロチンが出てくるのは18世紀の半ば以降なんで、それまではギロチンの原型に断頭台(ギロチンも断頭台の一種)を使ったり、斧とか剣を使っていたのです。剣を使ってもらえるの騎士以上の身分(広い意味の貴族)に限られ、庶民には斧が使われました。