簡単にグリプス戦役勃発に至る経緯を書くと
1.サイド3の自治政府的存在であったジオン公国が、地球連邦政府に独立戦争を仕掛け一時は地球の多くを占拠するも、連邦軍の反攻と内部の権力闘争で体制が崩壊。
結果、後継のジオン共和国は地球連邦に休戦を申し入れ、そのまま終戦するも、この措置に反発したジオン公国兵は外宇宙に逃亡したり、地下に潜ってゲリラ活動を行うようになった。
2.地球圏は戦災で大いに疲弊してしまい、地球連邦による戦後復興はなかなか進まなかった上、政府は地球優先で事を進めていった。
一方、戦争難民は急造の粗末なコロニーに移送された上、重税を課されるなど生活苦に喘ぐようになり、連邦政府への不満を募らせていった。
また、連邦軍内部でも宇宙駐留の末端部隊は給与遅延が常態化するなど差別されたことで士気が低下、徐々に地球住民vs宇宙住民という様相になっていった。
3.宇宙住民の抗議に苦慮した連邦政府は、住民が暴走するのを恐れるようになり、旧ジオンゲリラへの対処といった治安維持のための特殊部隊として、軍のタカ派ジャミトフによって設立されたティターンズに抗議活動の沈静化を命じた。
しかし、指揮者のバスクは抗議会場となったコロニーに毒ガスを注入、集会参加者のみならず無関係の住民まで虐殺するという、過激な手段を取ってしまい(7話に登場した30バンチ)、連邦政府と軍は隠蔽に走る事となった。
4.しかし、宇宙住民の有力者は30バンチ事件の情報を入手。
元々、地球環境保全のためには、全ての人類を宇宙に上げなければならないと考えていた彼らは、軍、政府の実権を握りつつあったティターンズを危険視することとなり、武力に訴えてでも、新たな政権を作らなければならないと決意。
彼らは旧ジオン軍関係者など幅広く人材を集めると共に、軍中央やティターンズへの不満を持つ連邦軍の改革派を抱き込み秘密軍事組織を結成。
エゥーゴと命名された組織は、財閥や住民の支援で秘密裏に最新鋭の軍備を整えていった。
5.数年間にわたる準備を整えていったエゥーゴは、ティターンズがガンダムの後継機や巨大戦艦を開発した事を知り、自分たちへの包囲網が完成する前に蜂起することを決意。
まずは彼らの宇宙拠点があるコロニー・グリプスに侵入し、軍関係者の子供の協力もあって新型ガンダムの鹵獲に成功(1,2話)。
続いてティターンズの本拠地と目された地球のジャブロー基地を占拠する事で短期決着を図ったが、裏をかかれてしまったため紛争は長期化することになった(6-12話)