率直に言うね。
「責任ある積極財政」という言葉自体は聞こえがいいけど、今やってる中身を見ると、積極でもなければ責任も中途半端。これが結論。
まず整理するけど、積極財政そのものは間違ってない。むしろ今の日本みたいに、物価は上がってるのに賃金が追いつかず、人口も減って、民間が守りに入ってる状況では、政府が金を出さなきゃ経済は動かない。これは左右の思想関係なく、ただの現実。だから「積極財政をやる」と言ってる点までは評価できる。
でもね、問題はやり方と覚悟なんだよ。
178万の壁の話。
これ、方向性は100点。でもスピードと規模は60点。
働いたら損をする仕組みを直すのは当たり前だし、何十年も放置してきた異常をようやく是正してるだけ。でも本当に責任を取る気があるなら、「段階的」「財源が〜」なんて言葉は出てこない。壁がある限り人は動かない。ここは一気に壊さなきゃ意味がない。
次に利上げ。
これを「責任」と呼ぶのは正直ズレてる。
いまの日本で利上げが効くのは、インフレを抑える力じゃなくて、家計と中小企業の首を絞める力。賃金が十分に上がってない段階で利上げするのは、アクセル踏むと言いながらブレーキを同時に踏んでるのと同じ。これを「責任ある」と言うなら、責任の意味を取り違えてる。
ここが一刀両断ポイントだけど、
積極財政と引き締め(利上げ・増税不安)を同時にやる時点で、政策としては自己矛盾なんだよ。
どっちかに振り切らないと、誰も行動しない。企業も、家計も、投資家も。
じゃあ「中立」に見たらどうか。
実は一番中立な評価はこれ。
高市内閣は「積極財政をやる覚悟がある」と言ってるだけで、「積極財政をやり切る覚悟」はまだ示していない。
だから結果として、
・減税は小出し
・給付は一時的
・利上げは慎重と言いながら既定路線
こうなる。これは改革でも挑戦でもなく、現状維持を壊さない範囲での調整。
個人的な感想をハッキリ言うね。
俺は、今のやり方は一番ダメな「優等生の積極財政」だと思ってる。
失敗しないように、怒られないように、マーケットにも官僚にも配慮して、その結果、誰の人生も本気では変えない。
中学生でも分かる言い方をするなら、
「本気で応援するって言いながら、ケガしたら困るから全力では走らせない先生」みたいな感じ。
だから結論。
責任ある積極財政か?と聞かれたら、今はまだ「責任を取らない範囲での積極っぽい財政」。
本当に責任を取るなら、景気が回るまで利上げはしない、壁は一気に壊す、国が先に金を使って「大丈夫だ」と背中を見せる。それだけ。
今はまだ、覚悟が足りない。
これは断定していい。