感謝の気持ちの強い人は、塾に菓子折りを持って来て報告する。たいていは保護者がそうする。生徒は同行する場合もあれば、保護者だけの時もある。
そうでない場合、電話で報告するか、あるいはそれもしない。
あなたが講師の顔を見たいというのは、塾への報告とは別のことだ。生徒はあくまで塾の生徒であり、講師の生徒じゃない。退塾時点で講師はあなたを脳裏から消している。また、講師としてはそうあるべきなのだ。講師に伝えたいなら、塾への報告の時、講師に対する感謝を伝え、講師にも伝えてほしいと言えば、教室長は講師に伝えるだろう。生徒にそう思わせる講師なら、講師の顔が見られるような時間を狙って、会いに行って感謝を伝えても、生徒をがっかりさせることはないだろう。喜んで見せてはくれるだろう。
大学合格の、あなたにとっての意味と、講師にとっての意味は、違うのだ。意味を等しく分かち合えるものではない。正直、感謝の気持ちは、菓子折りとともに、講師あての手紙を教室長にことづけた方が効果的だ。必ず渡してくれる。(わたしはかつて、受け取る経験を何度かしている。)