雛祭りや端午の節句について、是非を問う意見は、過去を含めてどの程度存在する(した)か、伺います。「家意識に捉われた封建的な行事か否か」「性的役割の固定化になるか否か」「雛祭りの時期が、多くの職業人(たる保護者)が多忙になる事」「端午の節句でもある日が祝日である事」が、論点になると思います。雛祭りや端午の節句について、是非を問う意見の有無と多寡を、過去の経緯を含めて伺います。私は、表題の件が論点になると思いました。①家意識に捉われた封建的な行事か否か雛人形は、貴族の婚礼を元にしています。また、五月人形の多くは、武人など、前近代の支配層を題材としています(こう書きますのは、金太郎のようにそうでない者もいるからです)。それ以前に、両行事の祝い方は、個人レベルではなく、家系単位の例が極めて多いのです。核家族の場合、祖父母等がこれらの人形を贈るなどがその例です。そこに議論の余地が生じます。②性的役割の固定化になるか否か雛人形の意味するものは「女性にとっては婚礼が最大の幸福」なのか、五月人形の意味するものは「男たるもの尚武が旨」なのか、などです。この2つの件、諸外国なら、相当論議になるはずです。北欧などはその典型で、性的役割の固定化になる行為にはシビアだそうです。かつ、その種の論議は、20世紀後半のうちに始まっていたようです。日本の場合、一部の論者はともかく、一般的な世論としては、前世紀中の民主化等は、結婚の動機が「家のため」から「個人恋愛」に変わった事と、核家族化等に留まり、所得向上や、祖父母世代の価値観故か、これらの行事は見直されるどころか、それまでは簡易に行われていた(といいます)庶民さえ盛大に祝うようになったようです。ただ、遅ればせながら、今世紀になってしばらくすると、議論が行う余地ができたようです。③雛祭りの時期が、多くの職業人(たる保護者)が多忙になる事大人の勝手かもしれませんが、これは事実です。年度末(教育関係なら学年末)である事や、他の理由(確定申告、同月が新規役務提供時になる、等)で、徹夜や休日出勤等を要する方も多いです。そのような時期にこれをやる事は、更に負担を強めます。過労による健康障害の本当の理由は、これになりうるかもしれないのです。なお、この日がもし祝日指定されたら、目も当てられない問題が起きる恐れもあります。④端午の節句でもある日が祝日である事男性優位・女性差別に限りません。そのことで「ゴールデンウィーク」が形成された事なども、是非を問う論点になりえます。