近畿大学がアルギニンにアルツハイマー病の治療効果があると発表したことは、アルギニンがアルツハイマー病の予防や治療に役立つ可能性があるという研究結果を示しているわけですが、これだけではアルギニンをサプリメントとして飲むだけでアルツハイマー病を予防できるとは言えません。
研究発表はモデル動物(つまりラットやウサギなどの動物)で観察された効果を報告しています。人間の体内での効果は異なる可能性があります。また、現在のところアルギニンが人体に与える副作用や、アルツハイマー病を予防するための最適な摂取量ははっきりと理解されていません。
アルツハイマー病の予防や治療については、科学的に証明された複数の要素が関わっています。適切な食事、定期的な運動、心の健康維持(脳を刺激すること)、適切な睡眠なども重要視されています。アルギニンをサプリメントとして摂取することを検討する場合は、必ず医療専門家に相談することが重要です。
以上のような理由から、アルギニンサプリを飲むだけでアルツハイマー病を予防できるとは言えません。ただし、研究結果は将来に新しい治療法や予防策を開発する可能性がありますので、注目は必要でしょう。