ChatGPTって「GPTモデルをチャット形式で使いやすくした」サービスなので、そのGPTモデルというもの自体はすでに業界内で知られていました。
実際、ChatGPTの公開当初はモデルとしてGPT-3.5というバージョンが使われていました。3.5ということはその前のモデルとして1,2,3がありました。
1の時点ではまだそこまで話題になってなかった気がしますが、2の辺りでかなり自然で凄いモデルが出てきたぞというのは騒がれ始めていました。それがChatGPTのサービス開始の3年前(2019年)です。
このGPTモデルは「大規模言語モデル(LLM)」というタイプのモデルなのですが、LLMにはGPT以外にもありまして、GPT-2と同時期にgoogleが開発したBERTというモデルも出てきました。これもそれまでの手法と比べて圧倒的な性能を出しており、それまでの自然言語処理のあらゆる手法を置き換えるものとしてやはり業界内では注目されていました。
つまりChatGPTというのはChatという形式を組み合わせることで誰でもAIに触れられるようにしたという意味では凄く画期的だったのですが、その裏側の技術として凄いAIが出てきているということ自体は業界的には2,3年前にはみんな認識していたという感じですね。
ただそうは言っても業界の人間でも今のように気軽に使えるようになったのはChatGPTの公開に伴って急激にAIへのアクセスが改善されて環境が整ったからではあるので、もちろん非常に重要な出来事だったわけですけどね。