まず、「仮面」というカテゴリの成立が困難です。日本語で「仮面」を指定する場合、英語で「mask」を指定することになると思いますが、これだと「M・HERO」や《覆面忍者ヱビス》が含まれてしまいます。日本語と英語で効果が一致しないことになってしまうので、通常これは避けられます。なので仮面をテーマ化したい場合、「〇〇のカード名が記された~」の形にする必要があります。この時点で、全てのカードを見直す必要がありそうですが、以降は気にしない方向で回答します。
全体を通して、既存の「仮面」カード、デッキとの相性が良くなく、既存のカードを活かせないように思いました。サーチ可能で単体性能が高いのは《生贄封じの仮面》ですが、この新規がリリースを多用するため相性が悪く、採用されない可能性が高そうです。《仮面魔獣デス・ガーディウス》はフィールドから墓地に送ればいいので、魔法・罠扱いでフィールドに出せる効果との相性は良いですが、同じ役割を《仮面魔獣デス・ガーディウス-ダーク・ディストラクション》でも持てているのでこちらも採用理由があまりありません。昨今の新規やテーマ化でも、既存カードをここまで全面的に捨てているものは無いと思います。
コンセプトとして、「モンスターを装備カード扱いで相手に装備」「仮面を装備した相手モンスターをリリースする」というのがあると思いますが、原作の描写や既存の仮面カードにこのようなものは無いと思います。むしろ相手のカードを生贄にしたのは海馬で、むしろ仮面は生贄にされた側でした。なので、なぜこのようなデザインにしたのか疑問です。デス・ガーディウスを原作同様、《選ばれし者》で特殊召喚可能にしたかったのかもしれませんが、優先するのはそこではないと思いました。
「既存のカードを相性がよくない」「原作描写とも無関係」だとすると実質ただの新規テーマです。名前(とイラスト)を変えて完全新規テーマを考えた方がよいのではないでしょうか? また、「既存カードを活かす」「原作再現をする」のようなある種の制約が無いのにも関わらず弱すぎます。どんな手札からどんな盤面を作りたいのかがわかりません。私の理解不足でなければ、1枚初動で何もできないように思い、2枚以上あっても、展開力や妨害貫通力は低そうです。先攻で理想展開が通ったとしても、テーマ内には特に強力な制圧・妨害効果も無さそうで、汎用カード頼りの印象を受けました。現代環境レベルである必要は無いかもしれませんが、これでは10年前のデッキにも勝てないのではないでしょうか? リメイク前の仮面カードを、魔鍵や原石やラビュリンスなんかと組み合わせて使った方が強そうです。
細かいですが、「相手の効果の対象になった場合に発動出来る。その効果を無効にする。」というテキストは無いはずです。同一チェーン上で複数の効果があった場合にどれを無効にするかわからないためです。類似する効果では「場合」ではなく「時」になっているはずです。もしくは、そもそも「効果の対象にならない」でいいと思います。
パック名である仮面の呪縛がカード化しそうという予想は面白いですね。これはあり得ると思います。