概ねおっしゃる通りで方向性は正しいです。
少し補足するともう一段正確です。
散歩中の通行人に吠えるのは、「敵認定」というより、見知らぬ接近物に対する警戒・不安・縄張り意識・興奮が重なった反応です。
犬にとっては「自分の距離内に入ってきた未知の存在」に対して距離を取ろうとする行動であり、飼い主を守ろうとする防衛的な側面も一定程度含まれています。
小型犬に多く見られるのは、体格による攻撃性の差というより、周囲刺激に対する警戒閾値が低めであることに加え、抱っこや室内中心の生活で社会化経験が不足している個体が少なくないためです。
社会化不足の犬は人・音・環境への慣れが十分でないまま成犬になるため、刺激への過剰反応が吠えとして定着しやすくなります。
大型犬が抑制的に見えるのは性格差というより、体格ゆえに飼い主がしつけや管理の徹底を意識せざるを得ない面が大きく、行動表出が抑えられているケースが多いです。
「敵を攻撃している」というより不安や警戒の処理として距離を取りたい、守りたいという反応が吠えに出ている、と考えるとより実態に近いです。