漢代水軍の軍艦は、春秋戦国時代を基礎としてさらに発展しており、漢代の文献には、楼船、艨艟(もうどう)、先登、赤馬、斥候、檻など数種が見られる。楼船は主に兵員を輸送する軍艦であり、そのほかの船舶は補助あるいは特殊専用の軍艦である。
例えば、敵の艦隊に衝突させる「艨艟」、速攻攻撃をする「先登」、先登と併用する「赤馬」である。楼船は春秋時代に始まり、漢代に興隆し、宋代まで永続して使用された。『史記・南越尉佗傳』の裴駰『史記集解』には応劭の説「時に越を撃たんと欲すれば、水に非らざれば至らざる、故に大船を作る。船上に楼を施す、故に号して楼船と曰くなり。」を引用している。