政府の政策としてアメリカ人にメートル法を強制しなかったからであり、日本がメートル法を使い始めたのはその逆だという事が一番の理由です。日本ももし政府が強制しなかったら多くの業界で非メートル法をいまだに使っている事でしょう。
ではなぜ政府が強制しないのかといえば、大多数のアメリカ国民が変える必要はないと感じているからで、自由の国とされ連邦ではなく州が法律を牛耳っているアメリカは「人民の人民による人民のための政治」が成り立っている国だからです。
ただしアメリカでも仕事や学術で必要とすればメートル法を使っています。実際にはどこの国でもさまざまな度量衡が入り混じって使われています。
例えばスポーツ界。ゴルフではいまだにヤードをゴルフ世界の風習に沿って使っています。またボクシングでも体重の他にグローブのオンスを使っていますね。
スポーツ界以外でもテレビやモニターのサイズを表す際には32インチのモニターなどと表示されます。解像度も同じでdpiという単位を使っていますが、これってdot per INCHなのです。
コンピューターパーツの端子の間などに使われるmillは1000分の1インチです。
日本でも食パンの1斤2斤。土木・建築業界では、メートル法から見ると違法となり公式な文書ではメートル法にはなっていますが、いまだに業界用語として寸や尺が使われています。
そして日本酒や米。この業界だけでなく日本の名物のお酒はメートル法で量を尺貫法ですよね。一升や1合という単位は尺貫法です。また日本特異の着物や和服も尺や反をいまだに使います。
物流業界ではコンテナのサイズは「国際的に」メートル法を使っていません。「20・40フィートのコンテナ」と言います。
時間は十進法ではないですね。ダースはどうでしょう。金銭の万や億などの単位も同様です。
どの単位も国民が使い慣れた単位であり、変える必要がないと思われている‥
それがアメリカでヤードやガロンが今でも使われている理由です。