「屋根瓦の割れからくる雨漏りが、原因でおきる雨漏りは、初めに、家のどこに現れるのかを知りたいという質問です。」
お答え。
〇瓦の下には二次防水であるアスファルトルーフィングが敷かれていますので、その上を雨が軒先まで流れます。この状態ですと雨漏りではありません。
〇経年で、アスファルトルーフィングを貫いている釘のところの止水性が破れて雨が釘を伝わってルーフィングの下=野地合板上に達しますと、雨漏りの初期と言えます。
この段階で野地合板を下から観察すれば、雨による水染みを見ることが出来ます。
経験がない人には見えないのでしょうが、見る事に慣れている人が担当すれば見えます。
近年の長期優良住宅やフラット35の木造仕様などには天井点検口や壁点検口の設置が義務付けされるのはこの理由も一つです。
(蛇足ですが、最近消費者から18ヶ月の行政処分を受けて世の中から消えた第一級の悪質リフォームグループ会社の代表にまでなった人物は、小屋裏の梁を伝わって移動して断熱材のグラスウールに小便をかけて雨漏り跡を捏造して多大なリフォームを受注していたというウワサがあった人物です。
https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_transaction_cms203_240523_01.pdf
点検口を開けて見るだけが見る事ではないのです。
しかしこの段階でも雨漏りとは言えないという説が主流であり保険会社は認めません。
〇野地合板の水染みが大きくなり腐食が始まると水滴が下に落ちてきたり、板の裏を伝わり木材を伝わり遂には天井板を濡らして雨漏りとなります。
この段階では保険会社の雨漏りと認めます。