ファジー理論では、物事を0(完全な偽)と1(完全な真)の二値ではなく、0から1の間の連続的な値で表現します。格闘技の例で説明すると以下の理由があります。
・従来の二値論理では「勝ち」か「負け」の二択しかありませんが、実際の試合結果には判定勝ちや僅差の勝利など、程度の差が存在します。
・ファジー理論では、例えば僅差の判定勝ちの場合、勝者の「勝利度」を0.6、敗者の「勝利度」を0.4のように表現できます。これは両者とも部分的に勝利し、部分的に敗北したと見なすことを意味します。
・一本勝ちのような圧倒的な勝利のみが「完全な勝利(1.0)」と「完全な敗北(0.0)」に相当し、それ以外の結果は程度の差はあれ、両者が部分的な勝利と敗北を持つと考えます。
・この考え方により、現実世界の曖昧さや程度の違いをより適切に表現できるのがファジー理論の特徴です。