台湾が中国の領土になったのは何百年も前で、日清戦争の結果、日本に割譲されました。日本はすでに台湾を放棄しているのですが、いまだに日本の領土か、属国扱いするから、中国が怒るのですよ。少し昔、蒋介石の時代には、台湾側も「中国は一つ」の考え方で、中国国民党政府が中国全体を代表する政党政府、大陸を支配しているのは匪賊の集団であり、不法である、という考えでした。だから「大陸光復」といって、大陸に攻めかかることを国家目標にしていた。日米は、国連も利用して、それを支持していました。
中華人民共和国政府が中国の正統政府である(つまり革命が起こったことを承認することになる)としている今、台湾を別国、独立国とすることは、許しがたい内政干渉になるのです。
沖縄について中国が言っていることは、「お前たちが台湾について言っていることは、われわれが沖縄について、別国だ(歴史的にそういう時代があったことは確かなこと)、我が国(中国)の属国だ、というのと同じことなんだぞ」という、売り言葉に買い言葉、意趣返しなのです。中国の怒りを示すものであって、本気で沖縄を狙っているのではない。
こちらから仕掛けたケンカなのだから、相手の「言い返し」にたいしては、毅然と、冷静に対応するしかないのです。