AIは、人間と同じ様に高価なソフトを使って難しい操作をして、生成しているわけではないからです。
1番簡単な、画像生成AIの仕組みで言うと、
画像生成AIが作り出すのは、ランダムなノイズ画像だけです。
それなら簡単に作れるのは想像つくかと思います。
そこに、ノイズ除去フィルターを掛けます。
本来は画像からノイズらしい部分をならして、輪郭らしい部分をくっきりさせて、画像を綺麗にする為のフィルターですが、
これを元からランダムなノイズに対してかけると、ランダムのほんの僅かな偏りから、もやもやとした、より偏りの大きくなったマダラっぽい画像になります。
それを、いくつも用意して、様々なモヤモヤ画像を作り出します。
その画像を一つ一つ画像認識AIで判定していきます。
例えば、「猫」を描けと言われていたら、それぞれのモヤモヤがどれくらい、猫の要素を持っているかを、判定します。
もちろん猫でも何でもない、ただのモヤモヤなので、猫っぽさは、0.000002%とか、そういうレベルです。
それでも僅かでも猫っぽさの高い画像を選んだら、それに対して、さらにノイズ除去フィルターを掛けます。
モヤモヤがさらに強いモヤモヤになります。
そうやって、複数のモヤモヤを作って、それを画像認識AIで判定し………
そういう処理を数千世代繰り返します。
すると不思議な事に、モヤモヤから、だんだん猫の絵が浮かび上がって来るのです。
それが、生成AIの仕組みです。
やってる事はシンプルですが、それを莫大な計算能力を使って膨大に繰り返す事で、機能を実現しています。
機械がやってる「努力」の量で言ったら人間の一生分の何百倍もの努力をして、生成AIは1枚の絵を作り出しています。