私は生まれも育ちは瀬戸内沿岸で、会社の転勤で群馬県(太田市、高崎市)に2年ほど住みました。20歳代で若かったので、空っ風には吹かれましたが、あまり寒いと思わなかったですね。今は冬にはダウンのコートが定番ですが、その頃はこのコートは高かったのか自分は持たず、あまり着ている人も見なかった。なお古代群馬は車評(くるまのこうり)といい、それが後に群馬(ぐんま)の字あてられたものです。
群馬で印象的なのは、山の美しさで、冬の真っ白な浅間山、長い裾野の赤城山、いくつか険しい嶺と山頂の湖が美しい榛名山、のこぎり状の妙義山など素晴らしいものでした。地元の人は当たり前の風景だったのでしょうが。あと大きい前方後円墳が各地にあり、これも見物でした。勤務中で詳しく見れなかったのは心残りです。
冬の草津温泉には何度も雪の峠を登りました。これも仕事ですから温泉には一度しか浸かってませんが。群馬はいい温泉が多いのも良いところでしょう。
赤城おろしの寒風に吹かれると、萩原朔太郎の詩の原風景が浮かんできます。内村鑑三、新島襄などキリスト教の偉人の県民へのいい影響もあったように感じました。
太田市にはスバルの大工場があって、初めて二四時間交代勤務というものを見、労働者相手に真夜中もスーパーが開いているのに驚きました。今や全国区のヤマダ電機もすでにあったようですが、オーディオ好きの私なのに行ったことがありません、どこにあったのかも気がつきませんでした。
本屋では前橋の煥乎堂には行きました。詩が好きだったので店主高橋元吉の名を知っていたからです。前橋の萩原の旧宅に行けてないのが心残り。
軽井沢も半分は群馬県で、ここはドライブで何度か行きました。途中、レンガ造りの第三橋梁を横目に碓井峠越えしました。峠の釜めしは食いそびれました。軽井沢を貸し自転車で金持ちの別荘を見てまわり、さらに北軽井沢(鬼押出)から草津方面へのドライブは素晴らしいコースでした。貧乏だったので、とてもゴルフはできませんから打ちっぱなしだけしました。
自分には群馬は3番目の故郷で、好きな偉人(内村、萩原)の故郷でもあり、火山と古墳などの風光もよく、ジメジメしてない気候も好きでした。地元の人は気は少々荒いが裏表のない好人物が多かったように思いました。