WI-FI電波の流れかたについての質問です。先月、娘夫婦の婿さんによって我が家にもWI-FIを入れたのですが、ある不思議な場面に遭遇しました。何故、玄関部分になると電波の受信が弱くなるのか?と言うのがあります。我が家の場合、木造2階建てでして2階の和室にインターネットのタワーがあってその真横にWI-FIル-タ-を設置してあります。そして、斜め側に階段があって真下が玄関になっていますが、同じ家中でも何か理由があるのでしょうか?。中継タワーも販売されているのも、勿論知っていますが、効果はおなじでしょうか?。お願いします。

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1089836

2026-04-23 14:40

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まず、無線通信の特徴からご説明します。



インターネット通信は、屋外からは有線(光ファイバー)で質問者様のご自宅まで届き、宅内で終端されます。

その後、L2 フレームとして各端末がインターネットに接続できる状態となり、多くの場合、宅内では Wi-Fi(無線 LAN)を使って端末と接続します。



ここで重要なのは、「Wi-Fi では実際に何が起きているか」という点です。



Wi-Fi の無線信号は、OFDM(直交周波数分割多重)方式により、データをシンボルと呼ばれる単位に変換して送信しています。

環境や規格にもよりますが、1 秒間に数千〜数万個のシンボルが送受信されます。



無線通信は、



壁や床による減衰



反射によるマルチパス



金属・配線・鉄骨などによる干渉



といった影響を非常に受けやすいという特性があります。



そのため、環境によっては L2 レベルでの再送 や、

同一シンボルの欠落・再送要求 が発生します。



この際、Wi-Fi では LDPC(低密度パリティ検査符号)と呼ばれる誤り訂正ビットが働き、

一定範囲内のエラーであれば自動的に補正されます。



ただし、補正が増えると通信の安定性を優先するため、

MCS(変調・符号化方式)が MCS11 → MCS6 のように下げられ、

結果として 通信速度(スループット)が低下 します。



この影響を緩和するため、Wi-Fi ではシンボル間に

ガードインターバル(GI:空白時間) を設けています。



例えば、



Wi-Fi 5(802.11ac)では

ショートガードインターバル:400ns



Wi-Fi 6(802.11ax)では

高密度な MCS に対応するため:800ns



と、密度が上がるにつれてガードインターバルも長くなっています。



つまり、

シンボルの密度が高いほど、距離や障害物の影響を受けやすい

ということになります。



Wi-Fi ルーターから距離が離れるほど、

また壁・床・階段・玄関まわりの構造物を挟むほど、

これらの影響は顕著になり、通信は不安定になります。



ご自宅の玄関付近で電波が弱くなるのは、

まさにこの「距離」「床・壁」「構造物による減衰と反射」が

重なって発生している現象と考えられます。



補足(中継機について)



中継機は「電波を増幅する装置」ではなく、

一度受信して、改めて再送信する装置です。



そのため設置位置が適切であれば効果はありますが、

受信状態が悪い場所に置くと、逆に不安定になる場合もあります。

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