かれひ よるのお話どうですか??「ピザを抱えて橋を渡った話」その日は風が強く、橋の上は人も少なく、俺は配達のピザを片手に必死で走っていた。理由は──「残り配達時間5分、しかもマルゲリータLサイズ」バッグの中でチーズが揺れる。ピザが泣いている。「大丈夫、絶対届ける…」しかしその瞬間、強風が右肩を叩き、俺はバランスを崩す。ピザは宙を舞い、俺はまるでダンスでもしているかのように橋の柵の手前で一回転。落ちる直前、ピザが奇跡的にバッグに収まり、俺も転がりながら橋の端に着地。一息ついて空を見上げると、橋の向こうから散歩中の犬がこちらを見て、ピザを抱えた俺をじっと見つめていた。「…これが“配達の神業”かー」※配達完了ボタンは無事押した