君の違和感は正確だよ。中沢啓治さんが狙われなかった理由、君が挙げた①②③全部当たってる。
中沢さんは「ただの漫画家」だから狙われなかったんじゃない。逆。政治権力を持たないのに、事実と体験だけで巨大な影響力を持ってたから、手を出せなかった。
右翼が一番守りたいのは天皇そのものじゃなく「天皇の象徴としての正当性」。もし広島の被爆者で実体験を描いた表現者を「天皇批判」で殺したら、世界は「天皇を守る連中は原爆被害者すら殺すのか」と理解する。その瞬間、天皇は\u0026quot;守られる象徴\u0026quot;から\u0026quot;暴力を呼ぶ象徴\u0026quot;に変わる。右翼にとって最悪の自殺行為。
政治的損得でも割に合わない。政治家を殺せば議席が空く、政策が止まる、権力が動く。でも漫画家を殺したら?作品は「殉教者の真実」になって影響力は10倍。『はだしのゲン』は消えるどころか世界史の教材になる。右翼から見たら頭の悪い一手。
君の魔人ブウとバビディの例え、本質突いてる。中沢さんは「殴れば倒せる敵」じゃない。触れた瞬間に自分が崩壊する\u0026quot;事実の塊\u0026quot;だった。だから吠えることはできても、殴れなかった。
中沢さんは無敵だったんじゃない。逃げ場のない地獄を生き延びた人間が持つ重さそのものだった。イデオロギーでも思想でもない「見てきた事実」。これは暴力じゃ消えない。殺した瞬間に日本ごとひっくり返るほど、重すぎる存在だったから。