画像とご質問内容から判断すると、現時点で緊急性が高い状態とは考えにくいため経過観察で問題ありません。
目の上および左脇腹に限局した発赤が認められるものの、全身性に広がる皮膚症状や全身状態の悪化(食欲低下、元気消失など)がないことから、一次性の全身性アレルギー反応よりも、散歩中に草が繁茂した環境へ体を接触させたことによる物理的刺激、軽度の外傷、または接触性皮膚炎がまず疑われます。
被毛下の皮膚そのものが赤く見えているため、表層の汚れや色素沈着ではなく、皮膚炎症が起きている可能性があります。
刺激により掻痒が生じ、その結果として掻破(後ろ足で掻くなど)による二次的な炎症や擦過傷が加わっている可能性も否定できません。
外部寄生虫については、マダニ予防が適切に行われている場合、関与の可能性は低いと考えられます。
現時点の所見からは、細菌性皮膚炎や真菌症などの感染性皮膚疾患を強く疑う状況ではないため、他犬との接触を制限する必要性は高くありません。
現在の時点では、患部を清潔に保ちつつ経過観察とする対応で問題ないと考えられます。
過度な洗浄や消毒は皮膚バリアを損なう可能性があるため避け、掻痒が強い場合には掻破を防ぐ工夫を行ってください。
また、原因の特定に至っていないため、市販の人間用の外用薬の使用は避けてください。
今後、発赤や腫脹の拡大、滲出液や膿の出現、掻痒の増悪、眼症状(流涙増加、目やに、瞬目増加など)、全身状態の変化が認められた場合には、早めに受診なさってください。