二人とも血鬼術がわかりにくいです。
人間時代の剣術とミックスさせた技が多く、呼び方も「呼吸法」と言い張っているからです。
獪岳については雷の呼吸に上乗せされています。
雷の呼吸自体は人間時代から使っていたものと同じに思われます。
ただ、あのエフェクトに殺傷能力が乗っているのは血鬼術です。
人間側が呼吸法を使うと出てくる水や炎はただのエフェクトですよね。(漫画17巻の幕間劇場にも書かれています)
だから、獪岳の「本人の周りに出現した黒い雷のエフェクトが、当たるとヒビ割れとして徐々に身体を蝕む」のは鬼になって得た能力です。
黒死牟はどこからどこまでが血鬼術か判然としません。
月の呼吸はやたらと技の数が多く、ファンの中には「あれは鬼になってから開発した技も多数含まれているはず」と推測している人も一定数います。
また獪岳同様、本来なら技の周りに出てくるエフェクトに当たり判定が存在しています。
ただ、これらが血鬼術であり、本人たちもそう認識しているのは確かです。
ファンブックに載っているから…もあります。
が、何より確かなのは黒死牟本人が追い詰められると馬脚を現し「血鬼術が使えぬ…!」と焦るからです。あいつも所詮は性根の腐った鬼です。
それと黒死牟の場合、血鬼術の本体が「剣術のエフェクトに似た形で出せる斬撃」ではあります。刀なしにこれらの広範囲複数斬撃を繰り出すことがあるからです。
また二名とも刀に強いこだわりがあり(黒死牟は武士であることに、獪岳は剣士であることに固執している)、日輪刀の代わりに自分の血肉から刀を作り出しています。
朱紗丸の血鬼術が無限毬生成術、堕姫の血鬼術の一つが帯を生み出すこと、これらを考慮すると、この2名が刀を作り出す能力も血鬼術の可能性はあるのだろうかと思っています。
(魘夢が使役した人たちに渡していた錐も、魘夢の骨や歯から作られています。そう考えると血鬼術というより、物理的に引っこ抜いて加工しているか、あるいは鬼の身体変形能力の一種のほうが可能性があるかもしれませんけれども。)