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回答
高校数学の参考書選びについてのご意見、とても的を射ていると思います。特に「網羅系を中心にしつつ、必要な領域だけピンポイントで補強する」という方針は効率が良く、受験生にとって最も再現性の高い学習法です。
以下、個人的な見解も踏まえて整理します。
一 整数分野の追加教材について
これは大賛成です。
整数は扱うテーマが
・余り
・不定方程式
・最大公約数
・約数の性質
・整数条件の絞り込み
など多岐にわたり、網羅系だけでは網を張り切れない部分があります。
特に難関校ほど整数の出題は癖があるので、専門の問題集で「整数特有の発想」を鍛えておくのは効果が大きいです。
二 網羅系より一段レベルの高い問題集について
これも必要性はかなり高いです。
網羅系で基礎的な典型パターンを固めたあと、
「解法の一手先を読む訓練」ができる問題が欲しくなります。
数学で伸び悩む理由の多くは
知識不足ではなく「初見耐性不足」なので
一段上の問題で初見対応力を上げるのは重要です。
三 共通テスト数学の長文について
これもおっしゃる通りで、
網羅系の内容理解が完成しているなら
共通テスト特化参考書を大量にやる必要はありません。
ただし
・文章量
・状況設定
・誘導の読み解き
などは普通の網羅系には無い「独特の慣れ」が必要なので、
最低限の長文対策はやっておく方が安全です。
特に数学1Aは長文化が顕著なので
本番で時間に飲まれないためにも
何冊もやる必要は無いけれど
1冊は持っておくべきです。
四 総評
総じて質問者さんの考え方はバランスが良くて、
受験数学の王道ルートにかなり近いと思います。
まとめると
網羅系で基礎と典型
整数で発想力
上位問題集で初見対応力
共テ長文で形式慣れ
という構成は、どのレベルの志望校でも戦える堅実なセットです。
実際に成績が安定して伸びるのも、こうした「網羅+重点補強」の組み合わせです。