車種によりますが、エンジン始動から間もない間は温風にならないので、ほとんど風が出なかったり、風量が弱めに自動調整される車が多いです。
オートエアコンの車は、ほとんどこのような仕組みが採用されています。
マニュアルエアコンの場合は、このような仕組みが採用されてない車もありますので、最初は冷たい風が出てしまうこともあります。
そのためオートエアコンなら、エンジン始動時からヒーターを入れたときに、冷たい風が出てしまうことはないと思います。
オートエアコンは、ある程度まで温風が出る状態になると、自動的に風量が上がる仕組みです。
風量が自動で強くなるまでの待ち時間は、気温や走行状態にもよりますが、1~2分ぐらいです。
自宅のエアコンでも分かるように、暖房を入れてもすぐには温風が出ず、しばらくすると温風が出ますよね。
電源ONと同時に風を出しても冷たいので、温風の準備ができるまでコンピューターが意図的に風を止めているのです。
自宅のエアコンでもカーエアコンでも、この動作は共通しています。
別の見かたをすると次のようになります。
例えば気温0℃のときに、エンジン始動から約20分以内に強くヒーターを効かせると、その分エンジンの熱をヒーターが奪うことになりますので、エンジンが理想の温度に達するまでに時間がかかります。
エンジンは理想の温度にならないと、本来の性能を発揮できませんので、燃費の悪化やパワーダウンになります。
要するに、エンジン始動から約20分以内にヒーターを強くすると、車内が快適になる代わりにエンジンは快適にならず、燃費の悪化などの悪影響が出ます。
エンジンオイルの劣化も少し早まります。
考え方としては、ヒーターを優先して人を快適にするか、人が我慢してエンジンを早く快適にしてエンジンの負担を減らすか、ということになります。
普通に考えると、人が我慢するだけの価値があるのか?です。
寒さを我慢して体調を崩したら本末転倒になりますので、人の快適さを優先して車に負担を負わせたほうが合理的だと思います。