独禁法が無くなったら、
カルテル・談合・地位の濫用なんでもありになります。
談合を必要悪として考える意見自体はあってもいいと思いますが、
それを是認した場合に起こる想像力というのが
欠けているんじゃないでしょうか。
談合の必要性を論じる意見は色々あると思いますが、
仮に独禁法が無くなった場合、
元請けは下請けにどんなに無茶苦茶な条件を出されたとしても、
それを呑むしかなくなります。
だって、取り引きを是正する法律自体がなくなるわけですからね。
優越的な地位を持つ会社は、いくらでも下請けいじめができるわけです。
縛りがある現状でさえ下請けは大変なわけですけど、
「独禁法が存在しない世界」になったら、
今とは比べ物にならないくらい悲惨なことになります。
世の中のあらゆる企業が利他的に振る舞えるなら、
談合もひょっとしたらプラスの面が増えるかも知れませんが、
現実はそうではないので法律で縛りを入れないと、
どこかが自分の利益のために悪用します。
現状の独禁法のあり方がベストだとは言いませんが、
「だから独禁法をなくせ」は短絡的思考と言わざるを得ません。