浪費かどうかは現在の基準では測りきれませんが、一番金を使ったのはルイ14世であると思います。
なにせ治世が長すぎた。彼の後任のルイ15世は14世の曾孫ですからね。つまりルイ14世の息子(グラン・ドーファン)よりも、孫(プチ・ドーファン)よりもルイ14世は長生きしてしまいました。
そしてその間イギリスとの戦争やスペイン継承戦争など戦争に明け暮れたので戦費も大変でした。また、これは浪費とは言わず、ある意味現代まで続く観光資源になっているので投資と言えばいいのでしょうが、壮麗なヴェルサイユ宮殿を建てました。
そして当時は贅沢をすること、そしてそれを庶民に見せつけること自体が王の権威であり、王権神授説的な神としての存在を象徴せしめるものであったので、現代的感覚でいえば浪費になるかもしれませんが、当事者としては当然の必要経費であったと思います。
ルイ15世も徹底的な遊び人でしたが、所詮14世の比ではなく、16世に至っては、確かにアメリカ独立戦争支援に金を使いましたが、戦争はその程度で、趣味が狩りと錠前つくり(鍛冶仕事)という冴えないものだったので、むしろ金を使うのは嫁のマリー・アントワネットに任せていたようにも思います。また戦争支援は果たして浪費だったのか、それは見方によって変わると思います。