ほとんどの大学では席次を学生には公表して
いません。ですからそういう定義での首席と
いう存在は公表されません。
もしかして,それは,学位記授与式のときの
学部総代とか,あるいは学部長賞などの受賞者
のことでしょうか。もしそうなら,それは
学部内の規定と各学科の規定ごとに定義は異なり
ます。例えば学部総代は1名です。10個学科が
ある場合,学科ごとに卒業要件も進級条件も異なり
ますから成績だけでトップを決めることは不可能
です。ですから,たいていの学部では,持ち回り
をしています。つまりA学科の次の年度はB学科,
その次は・・・といった規定があるということです。
そしてそのA学科で誰を総代候補にするかは,その
学科内の規定で決まります。単純に成績なのか,
単位重み付き成績とか GPA なのか,あるいは卒論
の出来に重みを置くのか,あるいは・・・といった
具合です。学科教員会議で決めていると思います。
学部長賞や研究科長賞も同様です。例えば,次の
ような会話が教員会議で交わされる可能性もあり
ます。
学科長:成績トップは山田先生の研究室の田中君
だから,彼を推薦してもいいですか?
山田先生以外:異議なし!
山田先生:田中はあいさつもろくにできないし,
成績がいいだけで卒論の出来は悪いから,他の
学生に譲る。
学科長:じゃ,2番目の鈴木先生のところの
佐藤君ではどう?
他の全員:異議なし!