25年積み重ねてきた射技と環境が大きく変わり、そのギャップに苦しんでおられる状況ですね。いくつかの視点からお伝えします。
・あなたの射は「武芸としての弓道」として確立されており、それ自体が価値あるものです。競技志向の環境に無理に合わせる必要性を、まず問い直してみてください。
・上席からの期待は、あなたの実力を認めているからこそですが、それはあなたの射を変えることへの承認ではありません。「期待に応える=自分の射を変える」という図式を一度切り離してみることをお勧めします。
・25年の射技を数年で擦り合わせることは、技術的にも精神的にも無理があります。「慣れる」という言葉で片付けられる問題ではなく、根本的な射の哲学の違いです。
・選択肢として考えられるのは、①今の環境で自分の射を貫く覚悟を持つ、②競技志向に技術を変える覚悟を持つ、③自分の射を大切にできる環境を探す、の3つです。
・「もやもや」の正体は、自分の射への誇りと、環境への適応の板挟みではないでしょうか。どちらを優先するか、ご自身の弓道観に立ち返って考える時期かもしれません。
・稽古量や疲労管理は調整可能ですが、射の本質を変えることは別問題です。この区別を明確にすることが、精神的な整理につながると思います。